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■ 2006.2.26 Sun. 1時、オーケストラと最終チェック。開演は3時。昨日と打って変わって土砂降りの雨、雷まで鳴る酷い天気なのに満員のお客様。前 和男さんご夫妻や中川基行さんも来て下さったし、演出家・栗山昌良さんも終演後の楽屋まで来てくれた。簡単な終演パーティーあり。大掛かりな舞台を、しかも人力で回し続けたのだから、今回の裏方さんたちのご苦労は特に大変なものだったろう。私たちが劇場を出るときは、まだ撤収作業の最中だった。何と御礼を言えば良いのかわからない。雨の残る町を歩いて栗田博文さん、関谷弘志さんに家内と私、お疲れ様でした、お世話になりました、の食事に行く。昨年始めの打ち合わせからほぼ一年、お互いに良く働いたなあという話になるが、日本でオペラをきちんと上演しようとすると、このような時間と労力はどうしても必要なのである。 |
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■ 2006.2.27 Mon お昼、丸二週間暮したホテルを引き払って杉並の自宅に戻る。ほっとする間もなく明日の午後には仙台に向かうから、大荷物をばらして、その中から必要なものを取り出し、新しく持っていくものを揃えて、要するに荷造りに帰ってきたのである。まだ旅が続いている感覚。 |
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■ 2006.2.28 Tue. 午後の新幹線で仙台へ。明日からの練習に備えて楽譜を読み直す。バルトークのヴィオラ協奏曲が新しい改訂版であること、プロコフィエフのピアノ協奏曲「1番」が私やオーケストラにとってあまり馴染みが無いことも気がかりだが、ヴォーン・ウィリアムスのテューバ協奏曲は大雑把な作品なのにオーケストラの部分が変に難しいところがあるのも気に入らない。何しろ気が許せない音楽会だが、若い音楽家たちの役に立つなら、今私たちにやれることは全部やりたいと思う。何しろ日本の音楽の世界は基本的に酷く貧しいのだから。 |
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■ 2006.3.1 Wed. 1時から青年文化センター・コンサートホールで仙台フィルの練習。たくさんの協奏曲を念入りに独奏、独唱者たちと、ほとんど2回ずつ繰り返して練習したので時間もかかったし、オーケストラも私も草臥れた。6時からは白根昭男先生とブラームス、チャイコフスキー、ヨハン・シュトラウスを勉強。1年前に比べて、遥かに自信に満ちて見違えるように表現が明確になったのは賛嘆に値する。このままの積み重ねで11月23日を迎えたら、仙台フィルを指揮なさるその演奏は過去のどの時よりも充実したものになるはず、とても楽しみである。その勉強会の後、美味しいフランス料理をいただく。 |
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■ 2006.3.2 Thu. 仙台フィルの練習開始は10時半。全曲目を念入りに仕上げる。午後は家内と少し町をぶらつく。夜、4人の親しい友人たちとゆったりとおしゃべりしながら食事。 |
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■ 2006.3.3 Fri 最後の練習は15時から。音楽会の開演は19時。若い音楽家たちはみんな精一杯の熱演だったが、中でもバルトークのヴィオラ協奏曲を奏いた女性の演奏が飛びぬけて素晴らしいものであった。豊かな美しい音、確かな技術、柔軟で明確な表現、またどこかで共演したいと思う。 |
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■ 2006.3.4 Sat 新幹線を乗り継いで大阪へ。新大阪駅から行きつけの床屋に直行、それからホテルへ。今日も、勿論家内手作りの布ぞうり持参である。あまりに履き心地が良いので今まで何気なく使っていたスリッパの出番が無くなってしまった。 |
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