■ 2006.1.31 Wed.
 午後、家内の眼科の検診。6時、オペラの稽古。いよいよ1月も終り、公演がもう目の前である。

■ 2006.2.1 Wed.
 午後から雨が激しくなってきた。この季節には珍しい本降りが夜まで続いている。

■ 2006.2.2 Thu.
 6時からオペラの稽古。

■ 2006.2.3 Fri
 新幹線で高崎。1時から群馬交響楽団の練習。ラフマニノフの「死の島」という珍しい曲をやる。オーケストラの人たちも、勿論初めて。清水和音さんとラフマニノフの「2番」と「3番」。技術も音色、音質も素晴らしいのは勿論だが、言いたいこと、やりたいことがはっきりしているのが嬉しい。新幹線で帰京。そのままオペラの稽古に行く。

■ 2006.2.4 Sat
 新幹線で高崎。今日は特に空気が冷たい。こんなに冷たい風に吹かれたのは今年初めてだと思う。群響の練習は1時から。「死の島」も形がはっきりしてきた。清水和音さんとは気持ちよくキャッチボールをしている感じ。こんな幸福な体験は珍しい。新幹線で帰京、オペラの稽古へ。今日は栗田博文さんが不在で少々頼りない感じ。

■ 2006.2.5 Sun.
 新幹線で高崎へ、そして車で前橋の群馬県民会館へ。12時から最後の練習、1時間。音楽会の開演は3時。この会館、外観は立派なのだが音響はとても褒められたものではないのが残念。楽屋も酷い。清水和音さんは音楽が豊かに溢れ出てくる感じ。それが確かな技術に支えられているから文句のつけようがない。ラフマニノフというと、勝手気ままに乱雑な表現で色付けする例が多いのに、清水和音さんはラフマニノフが書き残したことの総てに忠実であろうとしていることが強烈に印象に残る。こういうピアニストと共演したのは初めてである。二人で「秘術の限りを尽くして渡り合った」という感じ。楽しかった。オーケストラが「置いてけぼり」をくったかもしれないのが気にはなるが、何しろ幸せな音楽会だった。新幹線で帰京。

■ 2006.2.6 Mon.
 2時から9時、オペラの稽古。群集シーンが多いこと、細かい詰めも多くなってきていることで一瞬も気が抜けない。酷く草臥れた。

■ 2006.2.7 Tue.
 2時、三善 晃さん、池辺晋一郎さんと室内楽作品の審査。今年は81曲もの新作を3人がそれぞれ読んできて、その上での話し合いだが、もう22年も毎年同じメンバーでやってきたから、最初の段階は話がすらすらと進む。最終段階で実際に楽譜の細部を点検しながら討議するのも、私にとっては楽しい作業である。今朝から風邪のような不思議な倦怠感に襲われているので、夜のオペラの稽古を欠席して寝ていることにする。眠っても眠っても、いくらでも眠れるような感じが続いている。

■ 2006.2.8 Wed
 新幹線で大阪へ。40日ぶりに床屋に行ってさっぱりした。新幹線で帰京、東京駅で家内と待ち合わせて食事に行く。