■ 2006.1.23 Mon
 6時からオペラの稽古。合唱団の人たちが参加。みんな真剣ではあるのだが、舞台というものの怖さを、本当には理解していないかもしれないと見える部分がある。心配である。今後の稽古で細心の注意を払いたい。

■ 2006.1.24 Tue.
 2時、茂木大輔さんといろいろな作品について、スコアを見ながら雑談する。オーケストラの現場に居る人間同士として話は尽きない。4時、音楽雑誌のインタビュー。日本のオーケストラの過去、現在、未来。そんなことを言っても、こんなにも貧しく、苦しい現状をどうしたら解ってもらえるか。映画のアンリ・コルピ監督が亡くなった。忘れがたい名作「かくも長き不在」(アリダ・バリ主演)をもう一度観たくなった。今日は父の誕生日、家内と乾杯。

■ 2006.1.25 Wed.
 2時から9時、オペラの稽古。合唱団の人たちを含めて、歌い手たちが揃った。珍しいくらいヘトヘトになった。たくさんの人たちが狭い部屋で歌い、激しく動いたから「酸欠」だったかもしれない。

■ 2006.1.26 Thu.
 午後の新幹線で仙台へ。仁科雄一郎さんご夫妻と楽しくおしゃべりしながら夕食。

■ 2006.1.27 Fri
 2時、仙台フィルの練習。15歳のピアニストとモーツァルト、16歳のヴァイオリニストとプロコフィエフの「2番」、18歳のヴァイオリニストはチャイコフスキー。みんな堂々としたものである。日常、直接指導している人が何を教え、何を注意していないかがはっきりと判る。

■ 2006.1.28 Sat
 10時半、仙台フィルの練習。3人の若い音楽家たちに少し余裕が出てきた。夜、白根昭男先生とブラームス、シュトラウス、モーツァルトを勉強。天気は好いが空気が冷たくて風の強い1日だった。

■ 2006.1.29 Sun.
 10時半から最後の練習。音楽会の開演は2時。たくさんのお客様。ピアニストが素晴らしい演奏だった。音楽を本当に愛している人だけが音楽家になるべきなのだ、と何度も繰り返し語っていたアイザック・スターンを想う。夜、仁科雄一郎さんご夫妻のお宅にお招きに与って楽しい時間を過ごした。

■ 2006.1.30 Mon
 お昼の新幹線で帰京。6時からオペラの稽古。じっくり、細かく、しつこく。