■ 2006.1.15 Sun.
 お昼過ぎの新幹線で帰京。

■ 2006.1.16 Mon.
 6時からオペラの稽古。途中退席して新幹線で仙台へ。NHK交響楽団の練習員という形で丁稚奉公が始まった頃、練習に1分でも遅れてくる人があると、停電とか事故とかは常に考えておくべきで、だから20分か30分のゆとりをもって家を出てくるのは当然である、と先輩たちが言っていたのが強く印象に残っている。だから長距離の電車に乗って行く練習や演奏会は、必ず前日に現地に到着するように心がけている。専門家(プロフェッショナル)として、どんなことに注意をはらうべきか、私たちは常に細かく神経を張り巡らせていなければなるまい。自分の専門の修練が第一であることは言うまでもないが。

■ 2006.1.17 Tue.
 16時30分から福島市音楽堂で仙台フィルと短い練習。音楽会の開演は7時。このホールも素晴らしい音響、オーケストラは機嫌良く、のびのびと、見事な演奏を披露した。もう一度言っておく。仙台フィルハーモニー管弦楽団にはコンサートホールが必要です。

■ 2006.1.18 Wed.
 お昼の新幹線で帰京。6時からオペラの稽古。充実した、緻密な練習が続いている。ビルギット・ニルソンが亡くなった。1959年から60年にかけて、ヴィーンで彼女のヴァーグナーをたくさん観た。相手役のテノールはヴィントガッセン、ヴォータンはハンス・ホッター。どう考えても最上の配役、最高水準の上演でヴァーグナーを体験したのだと私は思っている。カラヤン、ベームなどの時代である。

■ 2006.1.19 Thu.
 6時からオペラ、たった2人の歌い手さんと、演出・白井 晃さんのリードでみっちり3時間の稽古。この積み重ねが公演に向かってずしりと重さをもってくる筈である。。

■ 2006.1.20 Fri
 3時、渋谷でオペラのための記者会見。稽古は5時から8時。今日も白井 晃さんの素晴らしいアイディアが次々と展開して充実した時間を過ごした。栗田博文さんの神経の行き届いた仕事ぶりには感心するばかりである。

■ 2006.1.21 Sat
 昨夜から東京は雪。日中いっぱい、東京では長い間、見たこともなかったような大雪。寒い。アメリカから輸入された牛肉に危険な部位が入っていたことが明らかになった。テレビでも「やっぱりそうだったか」という感想が多い。ワシントン州にあるアメリカ陸軍第1軍団司令部が再編されると、中近東に展開しているアメリカ軍を指揮する。その司令部が神奈川県座間基地に移転するという。そうすればアラブやイスラムの人たちを敵にまわすことにもなりかねない。自衛隊とアメリカ軍は現在でも既に緊密な関係にある。日本軍がアメリカ軍の補助的な役割をはたしているという悪夢のような事実が展開している。私たちが沈黙していてはいけないだろう。

■ 2006.1.22 Sun.
 朝から好い天気。日当たりの良い歩道の雪はすぐに消えてしまった。夕方、若い友人が遊びに来てくれて、楽しく飲んで食べておしゃべり。