■ 2005.12.23 Fri
 お昼の新幹線で仙台へ。ここ数日のニュースと天気予報で予想していたような交通の混乱は全く無かったが電車は満員。3時から仙台フィル合唱団の練習。引き締まった表情が印象的である。今日は天皇誕生日。記者会見で「過去の歴史をその後の時代とともに、正しく理解しようと努めることは日本人自身にとって、また日本人が世界の人々と交わっていく上にも極めて大切なことと思います。過去の事実についての知識が正しく継承され、将来に生かされることを願っています」と語っておられる。この思い、この考え、この感覚を皇后も共有しておられるに違いないと私は思う。それを素晴らしいと思う。

■ 2005.12.24 Sat
 1時、県民会館で仙台フィルの練習。演奏の緻密さは健在である。3時半、独唱、合唱も加わって第4楽章。思ったほど会場の音響は悪くない。夜、白根昭男先生のお宅で「フィガロの結婚」序曲、「花のワルツ」、「こうもり」序曲を勉強。先生の素晴らしい意欲には、いつも感服するばかりである。

■ 2005.12.25 Sun.
 好い天気。1時から県民会館で短い練習。音楽会の開演は3時。オーケストラも合唱団も素晴らしい集中力と豊かな表情で充実した演奏だった。私は長い間繰り返し「第9」を演奏してきたが、中でも特に記憶に残る演奏になるかもしれない。オーケストラと合唱団に心から感謝。1階の後ろには立っているお客様も居られるほど満席だったが「大入り袋」は無し。これで今年の私の演奏は全部終わり。6時から合唱団が私のためにパーティーを開いてくれた。その後、仁科雄一郎さんご夫妻のお招きを受けてお宅にお邪魔する。お嬢さんと元気なお孫さんも居られて、奥様手作りのご馳走をたくさんいただく。楽しいお話もいろいろあって、つい長居をしてしまった。

■ 2005.12.26 Mon.
 お昼の新幹線で帰京。寒くて雪のちらついている仙台から雲ひとつ無い青空に太陽の輝いている東京に着くと、まるで違う国に来たような感じ。肩を酷使したからストレッチをしてもらいに行く。夕食では特に「第9」での家内の演奏に感謝して乾杯。手のかかる我儘な私の面倒を見ながらだからタイヘンだろう。

■ 2005.12.27 Tue.
 ハンク・ジョーンズの新しいCDを片付けものをしながら聴く。音楽の運びも和声感覚も快く、気持ちが和む。今年の「第9」は大阪の「フロイデ合唱団」、「神戸フロイデ合唱団」、「仙台フィルハーモニー合唱団」と助っ人の「東北大学混声合唱団有志」、といずれも旧知の人たちだったが、それぞれが最良の状態で演奏会に臨んだのは素晴らしいこと、実に幸運であった。この、目まぐるしく超多忙で、何が起きるか予測がつきかねることも多い時代に、こうして音楽に集中してくれる人たちとともに演奏できることを心から感謝している。

■ 2005.12.28 Wed.
 夜、食事に出かけて調子よく飲みすぎた。家内にいろいろ迷惑をかけたので少々叱られた。言い訳が出来るはずもない。

■ 2005.12.29 Thu.
 満員の新幹線で大阪へ。床屋に行ってから名古屋へ。案外、寒くない。

■ 2005.12.30 Fri.
 古澤先生ご夫妻と3人のお嬢さんたち、家内の両親と弟、そして私たち夫婦の合計10人で賑やかな夕食。楽しかった。

■ 2005.12.31 Sat.
 年末らしくない大晦日。何日も前に家内がすっかり準備を整えてくれた年賀状も、まだ投函できる状態にしていないが、焦っても仕方が無い、と居直っている。それより4日からの練習のための勉強が不足である。心配になってきた。