■ 2005.9.15 Thu.
 1時からオーケストラ・アンサンブル金沢の練習。「コジ・ファン・トゥッテ」序曲、「コリオラン」序曲、「ハンガリー田園幻想曲」、それにベートーヴェン「3番」という、ごった煮のような曲目の練習になってしまった。こんな小人数で「3番」をやるのは初体験だから不思議な感覚。夜は井上道義さんも現れて、ジェネラルマネージャーお心づくしの美味い魚をご馳走になった。

■ 2005.9.16 Fri.
 9時半、テレビのインタビュー。10時からの練習はシチェドリンの「カルメン」。岩城宏之の大胆なカット版。午後の電車で三国温泉東尋坊へ。今日は家内の両親と弟がご先祖様の遺骨の一部を納めに永平寺に行っていて、その帰りに東尋坊の旅館で落ち合うことにしたのである。素晴らしいお天気、穏やかな波の音。温泉というものを特に好きではない私たちも、ああ、いいなと寛いだ気分。広がる海の彼方、水平線に沈む夕日を浴びながら露天風呂に入る。

■ 2005.9.17 Sat.
 9時過ぎには宿を出て一路、八ヶ岳へ向かう。とはいっても、何しろ遥か彼方のことだから時間がかかる。目的地に到着したのは夕方6時。長時間のドライブだった。夕食をゆっくり楽しむ。

■ 2005.9.18 Sun.
 お天気も好く、素晴らしい自然だが、人も多くて閉口。お昼過ぎに弟を小淵沢の駅に送ってから名古屋へ帰る。両親も家内も疲労困憊。

■ 2005.9.19 Mon.
 1時、県芸オーケストラの練習。「ボレロ」は大苦戦、当たり前である。「惑星」は曲がくだらないわりに見せかけの複雑さが邪魔。ヒンデミット「金管楽器と弦楽器の協奏音楽」は素晴らしい作品。20世紀の最も良い部分を代表していると言っていいだろう。

■ 2005.9.20 Tue.
 5時半〜8時半、県芸オーケストラの練習。どの作品も念入りに細かい練習を繰り返す。

■ 2005.9.21 Wed.
 新田ユリさんが明日の練習から来てくれる予定だから、それに引き継ぐ仕上げの練習。まあ、あまり恥ずかしくない仕上がりになっていると思う。

■ 2005.9.22 Thu.
 8時、古澤先生の定期健診。3時半、芸術劇場コンサートホールでオーケストラ・アンサンブル金沢の練習。森 麻季さんの歌3曲、ドップラーをイギリス人の独奏で、シチェドリンの「カルメン」。音楽会の開演は7時。シチェドリンのオーケストラがとてもよかった。

■ 2005.9.23 Fri.
 10時過ぎの新幹線で大阪へ。12時半、ザ・シンフォニーホールで練習。若いピアニスト及川さんと「皇帝」、人気者だそうだ。「コリオラン」序曲も「英雄」も少々速めのテンポ設定にした。開演3時。補助椅子も出る大入り。大入り袋を頂戴した。

■ 2005.9.24 Sat.
 お昼過ぎの新幹線で帰京。少しだけ秋の気配。

■ 2005.9.25 Sun.
 大分、涼しくなった。1920年代後半のワイマールを思い出すのは気持ちの良いものではないが、日本人自らがヒトラー、東条と遜色の無い独裁者に更に絶大な権力を与えてしまった。戦争をしない、その用意をしない、と繰り返し言い続けなければならない。世の中のいろいろなことが集団的暴走に見えて恐ろしい。