■ 2005.8.20 Sat.
 昨日、鶴岡の相馬新一先生から特別な、しかも採りたての枝豆をたくさん頂戴した。先生が毎年この時期にお心遣いくださるのだが、味も香りも比べ物がない。東北の豊かな夏をゆっくり堪能する。家中がだだ茶豆の香りでいっぱいになる。

■ 2005.8.21 Sun.
 作曲をしようと考えると、何故か部屋の中を片付けたくなる。これは昔からの癖。今日もその癖が出たが肝心の作曲は全く捗らない。

■ 2005.8.22 Mon.
 明日からの仙台行きに備えて荷物を作って宅配便で出す。こういう荷造りも草臥れるが、旅から帰って荷物を片付けるのも意外に負担になる。しかし私たちの職業は移動も仕事の内だから、これが億劫になったら、もう辞めるしかないのかもしれない。

■ 2005.8.23 Tue.
 お昼の新幹線で仙台へ。仙台はやはり涼しい。

■ 2005.8.24 Wed.
 1時、仙台フィルの練習。芥川也寸志さんの「交響管弦楽のための音楽」も久しぶりである。ハーモニカと共演する2曲はオーケストラも私も初めての作品。夜は父の命日を記念して家内と食事に出かけた。

■ 2005.8.25 Thu.
 今日は県民会館に場所を移しての練習。ダークダックスの3人も参加してくださった。練習後、中川基行さんも来て下さって恒例の事務局との会議。様々なことを具体的に話し合う。夕食は中川さんとおしゃべりしながら。台風が近づいているらしい。明日の音楽会が心配である。

■ 2005.8.26 Fri.
 有難いことに台風は東北地方に上陸しなかったらしい。午後から練習、音楽会の開演は7時。ハーモニカの和谷泰扶さんも熱演。ダークダックスらしいほのぼのとした音楽会でお客様にも楽しんでいただけたようだ。今日は林 元植先生のご命日、ささやかに乾杯した。

■ 2005.8.27 Sat.
 台風一過で突然暑い夏が戻ってきた。帰京する新幹線を午後の時間にしてあったので青年文化センター近くの美味しいラーメン屋さんに行く。夕方、東京に着いたら東京もやたらに暑い。

■ 2005.8.28 Sun.
 朝から中川基行さんに電話する。大事なこと、困ったこと、どうしたらいいか判断に迷うことなど、あらゆることを中川さんに相談する習慣は変えられない。ミュージックアドヴァイザーなどという情けない名前では実態を表していない。申し訳ない。その上薄謝であるのはもっと申し訳ない。ところで、目立つのが上手な総理大臣が突然選挙をすることに決めてしまったから、私たちがしっかり観察したり、点検したり、考えたりしなければならないことが見えにくくなってしまっている。敗戦の日にも沖縄ではアメリカ軍が平気で演習をしていたことに政府は全く抗議していない。旧友、観世榮夫は被爆体験を描いた新作能を上演しているが、彼は「戦争という形で大勢の人の命を殺してまで自分の論理を通すということは、何か正当な理由さえあれば許されるんでしょうか。芸術家でも誰でも、これを考えることから逃げられない」と語っている。もっと考えたい。もっと深く考えたい。今日は下の姉の命日。あのとても優しく、心配りの人だった姉は食べ物は何が好きだったのか訊かないまま別れてしまったのが残念である。亡くなる前によく食べたがっていたお寿司を家内が作ってくれた。