■ 2005.6.19 Sun.
 朝の新幹線で大阪へ。1時からフロイデ合唱団「マタイ受難曲」の練習。合唱団の集中度は益々高まっているし、いろいろな響きを出せるようになっている。ドイツ語の語感をもう少し磨きたい。練習後、12月の「第9」について合唱団の人たちと打ち合わせ。予定より1時間早い新幹線に乗ったので9時過ぎには家に着いた。

■ 2005.6.20 Mon.
 蒸し暑い。午後3時、中川基行さん、野崎明宏さんにお目にかかって仙台フィルの企画について意見交換。

■ 2005.6.21 Tue.
 13時30分から、来年の指揮コンクールについて信濃町の民音会館で会議。前 和男さん、尾高忠明さん、手塚幸紀さん、梅田俊明さんと民音の人たち。審査員をお願いしている方々のご返事の状況や、課題曲などについて内容の濃い話し合いだった。今日は夏至だったはずだが、それがあまり話題にならないのは人間の自然や気候とのかかわりが薄くなってしまっているからだろうか。

■ 2005.6.22 Wed.
 午後の新幹線で大阪へ。床屋に行ってからフロイデ合唱団の練習。合唱団の皆さんの作品に対する共感度の高さと、その膨大な努力を練習する度に痛感するが、こんなにすごいところまで到達したのだから、もうほんの一歩、頂点を目指そうよ、とつい思ってしまう。それが、みんなの負担にならないように、みんなの自覚していないかもしれない潜在的な力を発揮することが出来るように練習を積み重ねるのが、亀井正比古さんや私たちの仕事。音楽会が近づいて、いよいよ私の責任が重くなった。新幹線で名古屋へ帰る。

■ 2005.6.23 Thu.
 17時30分から県芸オーケストラの練習、指揮は新田ユリさん。シベリウスもモーツァルトもきちんと仕上がっている。

■ 2005.6.24 Fri.
 朝、名古屋駅近くのJR東海病院で腹部のCT断層写真を撮っていただく。その時に注射された造影剤が妙に身体の中に残っているような感じが重苦しくて、予定していた県芸オーケストラ、新田さんの練習見学を欠席。夜7時、電気文化会館のザ・コンサートホールでエレオノーレ弦楽四重奏団(岡山 潔、服部芳子、川崎和憲、北本秀樹)を聴く。緊密なアンサンブルでベートーヴェン作品131を聴くと厳粛な気持ちになって、どっと疲れるが、これがベートーヴェンの真髄だろうと思う。シューベルト「死と乙女」の濃密な情感の高まりは見事。

■ 2005.6.25 Sat.
 8時、古澤先生の定期健診。10時半から春日井市民会館で県芸オーケストラの会場練習。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、独奏の日下彩矢子さんとは大阪のABCフレッシュコンサートで数年前に共演しているが、すっきりと、素敵な大人になっておられて頼もしい。音楽会の開演は2時。思ったよりずっとたくさんのお客様がいらしてくださって一安心。新田さんの指揮できびきびと引き締まった演奏、たくさんの拍手を頂戴した。

■ 2005.6.26 Sun.
 家内の運転で中央自動車道を通って野辺山へ。目的地まで3時間半弱。混雑していなかったしお天気も悪くなかったから、家内も少し楽だったかもしれない。

■ 2005.6.27 Mon.
 勝手知った登山道や遊歩道をあちこち歩く。紅更紗どうだんの花は盛りを少々過ぎているが美しい。天皇皇后がサイパンへお出かけになった。総ての戦争犠牲者への慰霊の旅というお気持ちであると伺っていたが、予定外の韓国人慰霊碑や沖縄の慰霊碑にも参られたと聞いた。戦争で亡くなった総ての人を悼む、という気持ちが強く、深いはずの私たちの世代にこのお2人がおられて、しかも、それを益々はっきりと示しておられるのを拝見すると特別に強いご意志を見るような気がする。深く感銘する。

■ 2005.6.28 Tue.
 お昼過ぎに出発して名古屋へ。私は助手席でぼんやりしているだけだが、家内はきっと疲れるだろう。ほんの少し雨に降られただけだったから3時間足らずで帰り着いた。

■ 2005.6.29 Wed.
 ヒンデミットやシューマンを勉強。山田耕筰さんの若き日の自伝を拾い読み。父との交流が所々に出てくる。

■ 2005.6.30 Thu.
 家内が明け方から腹痛で苦しんでいたらしいが、私は何も知らずに眠りこけていた。これはいかん。古澤先生にお電話したら現在大流行中の風邪の典型とのこと。珍しく一日中具合が悪そうで心配。

■ 2005.7.1 Fri.
 1時から県芸オーケストラ。久しぶりにシューマン「4番」、「ティル・・・・」、「メタモルフォーゼン」。先日までシベリウスで絞られていたにしては仲々大した反応である。じっくり練習を重ねた先が楽しみ。家内は少々快方に向かっている様子。6時過ぎ名古屋発、新幹線を乗り継いで仙台へ。

■ 2005.7.2 Sat.
 お昼から梅田俊明さん指揮の仙台フィルの練習を見学。「幻想」はどの角度から見ても難物である。オーケストラも梅田さんもご苦労さま!!

■ 2005.7.3 Sun.
 いろいろな人と話し合ったり、音楽について意見交換をしたりの一日。

■ 2005.7.4 Mon.
 お昼過ぎの新幹線で帰京。梶本音楽事務所で栗田博文さんと来年2月初演予定の一柳 慧さんのオペラの稽古日程や楽譜上の細かい問題点を討議。

■ 2005.7.5 Tue.
 留守の間の郵便物や新聞に目を通すのは案外、重労働のような感じもある。ホルストやヒンデミットも気になるし、今まできちんと読んだことのないストラヴィンスキーの小品(「4つのノルウェイの情緒」)も少し勉強してみたい。お天気は相変わらず湿っぽく、ぐずついている。