■ 2005.2.1 Tue.
 2時半、信濃町の民音会館で次回(来年)の指揮者コンクールの下打ち合わせ。一旦帰宅して6時、赤坂プリンスホテルの毎年恒例の「仙台の夕べ」に家内と出席。市長は勿論、たくさんの方にお目にかかってご挨拶する。フランス大使館の文化担当官にも仙台国際コンクールへのご助力をお願いした。

■ 2005.2.2 Wed.
 我が家の朝食は家内が焼くライ麦パンであるが、先日、全粒粉でプルーンと南瓜の種を入れたスコーンを焼いてくれたら、これがまた絶品。朝食前に食べる梅干も手作り、朝食の豆乳とキウイのジュース、ヨーグルトに始まり、夕食に欠かせない大量の野菜の酢漬けやらっきょうなど、いつの間にか食卓は自家製が増えた。材料を自分の目で確かめながら選ぶところから始まるので、正体不明なものは極力避けるし、余分な調味料も不要、もっと徹底するなら、もう自分で野菜も作るしかないかな、と出来そうもないことを話している。

■ 2005.2.3 Thu.
 畏友、森川宗弘の編集発行している非常に密度の濃い情報紙「せれね」に素晴らしい詩が載っている。スウェーデンの中学校の教科書にも載っているのだという。


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「子ども」   ドロシー・ロー・ボルト

批判ばかりされた 子どもは
非難することを おぼえる
なぐられて大きくなった 子どもは
力にたよることを おぼえる
笑いものにされた 子どもは
ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた 子どもは
鈍い良心の もちぬしとなる
しかし、激励をうけた 子どもは
自信を おぼえる
寛容にであった 子どもは
忍耐を おぼえる
賞賛をうけた 子どもは
評価することを おぼえる
フェアプレーを経験した 子どもは
公正を おぼえる
友情を知る 子どもは
親切を おぼえる
安心を経験した 子どもは
信頼を おぼえる
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じとることを おぼえる

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夜中になってから豆まきの替わりに2人でワインを飲みながら豆を食べた。

■ 2005.2.4 Fri.
 お昼の新幹線で仙台へ。小さな用事がたくさん溜まっているので、次々といろいろな人に会う。3時半、仙台フィル「定期」の練習、指揮は久しぶりの小泉和裕さん。ベートーヴェン「プロメテウスの創造物」全曲という珍しいプログラム。これはベートーヴェンがハープを使った唯一の作品でもある。小泉さんの音楽作り、そして、この作品でのベートーヴェンの書法を充分に活かすにはコンサートホールの残響時間が長すぎるが、その特性はもう一つのメシアン「昇天」では素晴らしい長所になっている。音楽会の開演7時。寒さの中でたくさんのお客様が来て下さった。小泉さんとオーケストラに対して拍手がなかなか鳴り止まない。うれしいことである。

■ 2005.2.5 Sat.
 お昼の新幹線で帰京。勉強すべきスコアの、まず言葉の部分のチェック。理解しているつもりでも、外国語は誤解していたり、別の意味と取り違えていたりする可能性が少なくない。遂に作曲者の意図がはっきりとは理解できない場合もあるから厄介だが、これは日本の作曲家が日本語で書いた注釈でも同じである。演奏者のしなければならぬ困難な準備作業の一つ。

■ 2005.2.6 Sun.
 日差しは春なのに空気は冷たい。まだ本格的な寒さが続くのだろうが暖かい部屋の中に居ると、何だか野原を散歩したいような気分になる。ゆっくりスコアを読む。