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■ 2004.10.12 Tue. 3時、仙台フィルの練習。「ミサ・ソレムニス」は勿論素晴らしい作品だが、ベートーヴェン特有の、演奏者に極度の、絶え間の無い緊張を要求する作品でもある。6時から独唱者たち、6時半からは合唱も参加して練習。特に合唱団が素晴らしい。 |
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■ 2004.10.13 Wed. 合唱団の事情もあるから練習開始は6時半。この大曲を立ちっぱなしだから、それだけでも合唱団は大変である。 |
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■ 2004.10.14 Thu. 私たちが泊まっているホテルの、今日は16年目の記念日だそうだ。神経の行き届いたサービスに私たちは大変満足しているので、つい今後の繁栄を祈りたくなる。11時、事務局で打ち合わせ。今日も練習は6時半から。初めの1時間は公開練習の形。夕方の中途半端な時間なのに、たくさんの方が来て下さった。 |
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■ 2004.10.15 Fri. 3時から最後の練習。これほどの声楽付きの大曲となると演奏会直前の練習が難しい。音楽会の開演は7時。梅田俊明さんもわざわざ聴きに来て下さった。作品自体が私たちに要求する息もつけないような緊張感を、オーケストラも独唱者たちも合唱団も最後まで持続できた。たくさんの拍手を頂戴する。客席は満席、大入り袋がでた。 |
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■ 2004.10.16 Sat. 4時半、細かい点を確認する短い練習。音楽会は7時、二日目の難しさを痛感しながら、しかし充実した演奏ができたと思う。入場券完売で今日も大入り袋を頂いた。 |
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■ 2004.10.17 Sun. 1時から太白区のホールで日演連新人演奏会のためのオーディション。西江辰郎さん、花房晴美さん、片岡良和さんと一緒に審査。全部終ったのは5時前。家内と2人、明日からの韓国に向けて残していく荷物、持って行く荷物など神経を遣いながら作る。今日は戦前から現在のN響(当時は日本交響楽団)を厳しく指導して現在の日本のオーケストラの技術的、音楽的な基礎を築いたヨーゼフ・ローゼンシュトックの命日。1895年ポーランドのクラクフ生まれ。ドイツの歌劇場などで素晴らしい業績を残していたが、ナチスの迫害を逃れて来日した。園田高弘さんの先生でもあった素晴らしいピアニスト、レオ・シロタや、ピアニストであり、指揮者であり、優れた指導者でもあったレオニード・クロイツァー、ドイツ語圏では名を知らぬ者がなかった指揮者で作曲家マンフレッド・グルリットなど、ナチスを逃れて日本に渡ってきた世界的な音楽家たちのお陰で日本の音楽が格段に確かになり、豊かになったのは歴史の皮肉というしかない。ローゼンシュトックは1985年のこの日、ニューヨークで90年の生涯を閉じた。 |
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■ 2004.10.18 Mon. 13時30分仙台空港発のアシアナ航空機でソウルへ。16時過ぎに到着するとパク・ウンソン氏夫妻が出迎えてくださって、そのまま高速道路でソラク山(雪嶽山)に向かう。ソラク山の紅葉が見ごろだからどうしても案内したいと誘ってくださったのである。パク・ウンソン氏の見事な運転で私たちは車内でうとうと。ソラク山のふもとのホテルに到着したのは9時過ぎ、そしてゆったりと4人で夕食。 |
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■ 2004.10.19 Tue. 好いお天気に恵まれてソラク山の紅葉を満喫、と言いたいところだが、ものすごい人数の人出と絶え間の無い観光バスの列。山頂に上るケーブルカーの切符は終日売り切れ。それでも素晴らしい景色を見ながら暫く歩き回ってソラク山の秋を味わうことができた。パク・ウンソン氏はご自慢のカメラを使って、ひっきりなしに私たちのスナップを撮っている。美味しい昼食の後、珍しいものがたくさんある地元の産物を見て歩いたりしてから、ソウルに向かって走る。ソウルの、いつも泊まるホテルについたのは8時過ぎ、軽い夕食を4人で。パク・ウンソン氏ご夫妻にはこの二日間の素晴らしいご招待に心から御礼を申し上げた。 |
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■ 2004.10.20 Wed. 8時45分、パク・ウンソン氏が迎えに来て下さって高速道路を通ってスウォンへ。10時から練習。10時から11時20分、20分間の休憩で11時40分から13時。つまり1時間20分2コマで一日が終る。ラフマニノフ「2番」、「レオノーレ序曲」1番、モーツァルト;管楽器の協奏交響曲という手ごわい3曲だから、練習時間をぎりぎりいっぱい使う。 |
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■ 2004.10.21 Thu. 今日からの送り迎えは前回もお世話になったパク・チョンスーさんがしてくださる。ホテル発8時30分、それでも高速道路に入る橋の上の渋滞がすごくて練習所にはぎりぎり10時数分前に到着。オーケストラはラフマニノフにもベートーヴェンにも苦戦しているが、私の練習の仕方に問題があるかもしれない。 |
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■ 2004.10.22 Fri. 昨日の経験から今日は出発を8時15分にしたから起床は6時。将に日の出と共に起き出すことになった。毎日、好いお天気続きで紅葉の色が微妙に変化していくのが美しい。オーケストラはよく戦っている。 |
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■ 2004.10.23 Sat. 土曜日のせいで道路はいくらか空いている。練習所には毎日練習の休憩時間をめざしてバイクで簡単な食べ物などを売るおばさんが来るが、その人から韓国風の海苔巻きを買ってホテルに戻る。これは以前から家内と一度やってみたいと話し合っていたのだが、部屋で持参のダイエットスープとその海苔巻きを食べたら、とても美味しかった。二人ともなぜかほっとした感じ。夕方、8月に仙台フィルを指揮した若者の1人、チョン・チューヨンと会って、彼の今後についていろいろ話をする。 |
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■ 2004.10.24 Sun. 今日は日曜日だから韓国の習慣に従って練習は休み。久しぶりに寝坊した。夜はカン・ソクヒ氏ご夫妻のご招待に与ってパク・ウンソン氏夫妻、リー・ナムスー先生と豪華な中華料理をいただく。 |
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