■ 2003.11.21 Fri.
 13時から県芸オーケストラの練習。今年は少し余裕があって、あれもこれも足りないというより目立って整備不良のところを補強しようというような感じ。今日はチェロとホルンの消極的な曖昧さが気になる。

■ 2003.11.22 Sat.
 13時からの練習に間宮芳生さんが来て下さる。細かい注文がいくつか出たが全体は気に入ってくださったようで一安心。プロコフィエフ「5番」も切れ味鋭くなってきた。

■ 2003.11.23 Sun.
 今日も13時から練習、一通り演奏会の曲目順に練習して短かめに切り上げる。

■ 2003.11.24 Mon.
 朝、愛知県文化振興事業団の梅津三男さんが家まで迎えにきてくださって江南市民文化会館へ。梅津さんとは私が京響の常任指揮者になる前からのお付き合いだから、もう30年をとっくに過ぎた。当時梅津さんは素晴らしいトランペットを吹く高校生だった。11時から最後の練習。14時開演の音楽会は中学生もたくさん聴きに来てくれてほぼ満席、間宮さんの作品にも興味をもってくださったようである。オーケストラはよく戦ったが、これを明日につなげられるかどうか。今日は1日中鬱陶しい雨だった。

■ 2003.11.25 Tue.
 15時30分、芸術文化センター・コンサートホールの舞台に演奏会の服装で集合して写真撮影。着替えてから練習。今日は間宮さんがまた来てくださって念入りにチェック。開演18時45分であるが、今年はなぜか満席ではない。例年、溢れるようにたくさんのお客様にいらしていただいて、数年前には県芸の関係者は席を立ってお客様に譲るようにとアナウンスがあったほどなのに、どうしたことか。学生諸君が時間をかけ、全力を傾けて準備した演奏を事務上の不備か手違いか考え違いかでたくさんの方たちに聴いていただけないのはあまりに残念である。早急に改善してもらいたいが、このような時、どこの誰に物申したらいいのか、はっきりしていないのが日本の官僚機構の微妙な配置。責任者を出せ、などというつもりは全く無いのだから何とかしてほしい。演奏はオーケストラの実力がきちんと発揮されたと思う。アンコールのラフマニノフ「ヴォカリーズ」まで緊張が切れることなく、お客様にも楽しんでいただけたと思う。

■ 2003.11.26 Wed.
 14時、NHKで「FMシンフォニーコンサート」の解説の収録。今回は藤家渓子さんの「ギター協奏曲第1番」と「展覧会の絵」の新しい編曲、岩城宏之指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢。藤家作品は山下和仁さんの独奏が素晴らしい。「展覧会の絵」、小編成のオーケストラにたくさんの打楽器とピアノなどを加えた新編曲は確かに「面白い」が、大胆で革新的でもあったムソルグスキーが喜ぶかどうか訊いて見たいなというのが私の正直な感想。新幹線で大阪へ。フロイデ合唱団「第9」の練習、今日の練習会場の響きは練習に最適で微妙な部分も納得のゆくまで練習できた。合唱団の人たちもきっと気分がすっきりしたのではないか、とこれは私の希望的観測。

■ 2003.11.27 Thu.
 新幹線を乗り継いで仙台へ。17時から仙台フィル事務局で「オーケストラと遊んじゃおう」の会議、いろいろな部分でほとんど具体的な計画がでそろった。オーケストラの音楽家たちの熱意が素晴らしい。

■ 2003.11.28 Fri.
 10時半、梅田俊明さん指揮で現代日本の作品を練習している仙台フィルを見学しに行く。仙台フィルが委嘱した小鍛冶邦隆さんの新作は美しい響きで個性的である。武満作品は素晴らしい。細川作品は会場の音の響き具合に少々難がある。夕食を家内とゆっくり楽しむ。

■ 2003.11.29 Sat.
 新幹線で帰京。1日中雨模様。家内は休む間もなく次の旅行の切符の手配などに走り回っている。

■ 2003.11.30 Sun.
 11時から読売日本交響楽団の練習。読売ランドの中にある練習所は距離はそれほどでもない筈なのに、いつも不便で遠いなという感じがする所。久しぶりの読響はメンバーが若返ったという印象、コンサートマスター藤原浜雄さんの落ち着いた統率ぶりもしっくり。ブラームスの「4番」などを気持ちよく練習した。夕方の新幹線で大阪へ。東京も大阪も何だか暖かすぎる。